初の読書記録 「狭小邸宅」
書評?読書感想文?にチャレンジ!
読書感想文…小学校の時めっちゃめっちゃ苦手だったなぁ。多分自分の気持ちを表現するのが下手だったんだと思う。とか、かっこつけてみるw
あ、でも読書感想文のコンクールみたいなやつで1回入選したことがあるんですよ。確かその時読んだ本は、
きのこ図鑑
今思い返せば、実は天才かも?と思っちゃいました。感想文の内容は、紹介されているキノコの特徴を書いて一言感想を書く。ループ&ループ。なんと原稿用紙15枚くらいの大作になってしまい、その圧倒的なボリュームと意外性で入選したんだと思います。
質はともかくスラスラ書けちゃうから、8月31日で困ったら是非図鑑をご活用ください。ろくな大人にならないかもですが…
「狭小邸宅」新庄 耕(著)の感想
ということで、先日読み終わった「狭小邸宅」。きっかけはAmazonの日替わりセールです。なんかすみません。
そもそもあんまりフィクション読まないんですが、Amazon日替わりはなんとなく毎日見ちゃって、ついつい買ってしまうという感じです。毎回ポチッとする訳じゃないですが、今回は「ブラック企業」っぽいテーマ(ダークな感じがちょっと好き)と、著者との年齢が近いことがポチッとさせました。
本のあらすじと感想
主人公は住宅建売の営業で、職場はパワハラ三昧。そんな環境の中で自問自答しながら生活している様子が描かれています。その自問自答がなんとなく自分への問いかけのように思えて、なんか人事じゃないって感じで、一気に読めちゃいました。
「お前、自分のこと特別だと思ってるだろ」
主人公が上司から言われた一言ですが、その時の主人公に共感しました。私も以前似たような考えになった時があって、格闘技とか始めて、できない自分を認めて進もう…みたいな、なんか出し切っても越えられない壁を感じたい。そんなふうに思ってました。それが今の仕事に向ければいいんですけどねぇ…
自分は特別という感情について
誰でも自分が可愛いし、自分の可能性を信じ続けていたいと思う。そして、その可能性を潰すくらいならやらない。もしくは全力で取り組まない。私自身もどっかでそんなふうに思っている自分がいるんですね。
失敗自体が怖いのではなく、全力を出して失敗したことで自分の可能性が閉じてしまうのが怖いんです。かっこわるいですね。
そうやってぬるま湯に浸かって、ふやけて出れなくなっちゃってる。それでもいいじゃん!って思いつつも、キラキラした人を見ると嫉妬しちゃうんですよね。
やっぱ熱湯風呂必要かなぁ…