道草食べて腹一杯

ゆる〜い自分探しのための過程を綴る

読書記録「残酷すぎる成功法則」エリック・バーカー著

 成功ってなんだろう?お金持ちになること?名声を得ること?良き仲間に恵まれること?…。

 著者も人それぞれの成功の形は違うと言っていて、自分なりの成功を「最高化」ではなく、「満足化」していくことが重要ということのようです。僕も常々そう思うし、自分の満足のハードルを下げれば、人生だいたい幸せなんだろうなと思ってます。先ずは自分を知ること、これが大事ですね。

 しっかし、この本読みやすかったなぁ。結構ボリュームありますが、元はブログということで、問題提起、具体的エピソード、エビデンス、結論という形式でグイグイ進みます。読んでて飽きないし、特段難しい言葉も使われないため、是非読んでほしいと思いました。

 優等生タイプとクリエイティビティ

 学校に入ると優等生タイプと、学校という規則に馴染め無いタイプが居ますが、本書ではどっちが成功するの?という問いで両方の観点から見ています。優等生タイプは飛び抜けた成功は望め無いものの、会社という組織の中で順調に出世していきます。一方、馴染めなかったタイプは両極端で、環境の違いによって、化ける可能性が高いとのこと。人の作ったルールに順応できない分、人とは違ったクリエイティビティを発揮できる環境さえ整えば一気に昇っていく。うーむ、僕はどっちだろう。。どっちでもない気がする。

 ギバーとテイカ

こちらもどちらが成功するかという視点で書かれています。結果は「ギバー」だけど、最低の方も「ギバー」なんです。「テイカー」に食われちゃってるという感じのようです。優しすぎてもダメなんですな。どっちかというとテイカー寄りだな。ギバーにならねば。でも頼っちゃうよね。

 楽観主義と悲観主義

これ、幸福感が上がるのは断然「楽観主義」。まぁそうですよね、「悲観主義」が強いと不安で生きてらんないっす。ただ「悲観主義」の人は大きなリスクを避けることに秀でているから、その点は良いとのこと。また、この考え方は変えられるし、両方バランスよく持つことも大事と書かれていました。その辺バランス取れてるような気がするなと思ってはいます。悩んでてもあんまいいことないし、変わん無いから。自分で変えれる余地があるかどうかだけ考えて、難しいならもうスルーだなという結論にいつもなりますね。

 ストーリーの大事さ

継続は力なりとよく聞きますが、私継続できないんです。これ読んで、そのやっていることに「意義」を見出しているかどうかが、継続力を高めると書いてあったように思います。いかにストーリーに載せるか。そのストーリーが真実でなくても構わ無いのだそうです。そう自分が信じていれば、それだけで継続できる。難しい…。最初はストーリーあるんだよなぁ。で、違うストーリーの方が面白くなってきて、もともとのストーリー忘れちゃう。これ、どしたらいいっすかね?

ビッグフォー (幸福の4要素)

  1. 幸福感  楽しむ
  2. 達成感  目標達成
  3. 存在意義 他者貢献
  4. 育成   伝える

これらのバランスがうまく取れることが大事のようです。幸福感だけでよくね?とも思いますが…。で、これらについて自分なりのモノサシをもって、アップデートしていくのが秘訣のようです。そのためにはやはり、「自分が何をどこまで求めているか」 を知ることです。難しい。あんま考えたことがなかったけど、だからこそ流されて、なんとなくみんなが望んでるものが自分の望んでいるものに置き変わっちゃうんだろうなと感じます。

 説明することは戦争をしかけるのと同じ

最後に、一番印象に残った一言。これ気をつけなきゃなと。説明が相手に敗北感のようなものを与えてしまうと、そこで勝者と敗者という構図ができあがり、その後色々と因縁めいたものになってしまう。説明しようという行為はベールに隠された支配欲だということのようです。なので、まずは「傾聴」、そして「共感」、そして最後に「相手からの結論」これができたら完璧だ。相手に自分が考えている観点で考えてもらうようにするかが鍵だと思いました。

 

も一回読み直そw